なぜ松原会計は「月次決算」にこだわるのか

このコラムでわかること
本コラムでは、会社の成長や安定経営を実現するためには、感覚ではなく「数字」に基づいた経営判断が不可欠であることを解説しています。
そのうえで、月次決算によって現状を正確に把握し、経営計画によって将来を見据えることが、利益の確保と資金繰りの安定につながる重要なポイントであることをお伝えしています。
また、税務申告のためだけではなく、経営に活かすための会計の使い方こそが、会社の成長スピードを大きく左右することについても理解いただけます。
- 1. 月次決算とは
- 1.1. よくある月次報告の実態
- 1.2. 松原会計が考える月次決算
- 2. そもそもなぜ月次決算が必要なのか
- 2.1. 現金主義では何も見ない
- 2.2. 固定費を知らずに経営はできない
- 3. 月次決算をしている会社 VS していない会社
- 3.1. 月次決算をしていない会社
- 3.2. 月次決算している会社
- 4. 毎月の面談を推奨する5つの理由
- 4.1. ① 月に一度、必ず「経営者」に戻る時間をつくれる
- 4.2. ② 異常値を早期に発見し、手を打てる
- 4.3. ③ 必要な粗利益・売上が明確になる
- 4.4. ④ 納税・借入など資金判断の精度が上がる
- 4.5. ⑤ 社長の意思決定の質が上がる
- 5. 税理士との月次決算で経営は劇的に変わる!
- 5.1. 上手くいっている会社でも危ない
- 5.2. 法人顧問で年次決算はありえない
- 5.3. 黒字率が高い理由
- 6. 最後に
- 7. 月次決算を体験してみませんか?
私たち松原会計は、法人顧問のお客様の約8割と毎月面談を行っています。
一般的な会計事務所では、毎月面談している顧問先は2〜3割程度だと言われています。つまり、多くの会社は「年に数回」あるいは「決算前だけ」会計事務所と関わる、というのが現実です。
しかし私たちは、あえて手間も時間もかかる「毎月面談」にこだわり続けてきました。
独立当初から、「法人顧問である以上、月次決算をしないという選択肢はない」と決めていました。
なぜそこまで月次決算面談にこだわるのか。
それは単に「毎月会えば安心だから」という話ではありません。
私たちが本気で目指しているのは、社長の意思決定の質を上げること。
そして、中小企業を「強い会社」にすること。
そのために、月次決算は不可欠なのです。
月次決算とは

「月次決算」と聞くと、
- 毎月試算表をもらうこと
- 数字の報告を受けること
そう思われる方が多いかもしれません。
しかし、それは本当の意味での月次決算ではありません。
よくある月次報告の実態
多くの会社で行われているのは、次のようなものです。
- 通帳と領収書を入力しただけの試算表
- 入金ベース、支払ベース(現金主義)
- 売掛金や買掛金の正確な把握をしていない
- 月末残高の精査をしていない
- 3〜4枚の資料を渡して終わり
これでは「月次報告」ではあっても、「月次決算」とは言えません。
本来、決算とは「締める」という行為です。
売掛金はいくらあるのか。買掛金はいくらあるのか。未払費用はあるのか。借入残高はいくらか。
これらを正確に把握して初めて、経営判断に使える数字になります。
松原会計が考える月次決算
私たちの月次決算は、年次決算に近い精度で毎月締めます。
- 発生主義で処理
- 売掛金・買掛金を正確に把握
- 固定費と変動費の分解(固変分解)
- 原価率のチェック
- 異常値の分析
- 借入返済額の確認
- 納税予測
- 資金繰りの可視化
- 予実管理(計画と実績の比較)
さらに、松原会計独自のオリジナル管理シートを活用し、
- なぜ利益が出ているのにお金が残らないのか
- あといくら粗利益が必要なのか
- 売上換算するといくら必要なのか
ここまで具体的に落とし込みます。
単なる数字の説明ではありません。
会社の未来を描くための戦略会議。
それが私たちの月次決算です。
そもそもなぜ月次決算が必要なのか

月次決算が必要な理由は、極めてシンプルです。
未来を判断するためです。
過去の数字は、あくまで材料です。
目的は、これからどう動くかを決めることにあります。
現金主義では何も見ない
例えば製造業や建設業では、売上の入金が40日遅れになることもあります。
2月の試算表を見たら、実は12月の売上が入っている。
社会保険料が、とある月は2ヶ月分計上されている。
家賃がゼロの月がある。
これでは、固定費も利益も正確に把握できません。
正しい数字でなければ、正しい判断はできません。
固定費を知らずに経営はできない
月次決算では必ず固定費を明確にします。
固定費が明確になると、
- 毎月最低いくら必要か
- 借入返済を含めていくら必要か
- あとどれだけ粗利益を出す必要があるか
- 売上換算でいくら必要か
- 何個売ればよいか
- 値上げした場合何個になるのか
ここまで具体的に導き出せます。
最低賃金が上がる。人件費が増える。
では、どうするのか?
感覚ではなく、数字で判断できるようになります。
月次決算とは、目標を数字に変え、未来を設計する作業なのです。
月次決算をしている会社 VS していない会社

月次決算をしていない会社
- 税金が読めない
- 銀行から借入提案があっても判断できない
- 売掛金・買掛金が把握できていない
- 固定費が曖昧
- 資金繰りが感覚頼り
- 試算表は税務申告のためだけ
銀行から「借りませんか」と言われても、いくら借りるべきか、今が適切なタイミングか判断できません。
結果、慌てて試算表を作り、辻褄合わせをする。
これはよくある話です。
まさに、暗闇の中を手探りで進む経営です。
月次決算している会社
一方、月次決算をしている会社は違います。
- 固定費の増減を把握できる
- 原価率の異常に気づける
- 不正の兆候にも気づける
- 納税予測ができる
- 資金ショートを防げる
- 借入の最適タイミングを判断できる
- 利益計画を修正できる
経営が「感覚」から「戦略」に変わります。
そして何より、社長が安心して経営できるようになります。
毎月の面談を推奨する5つの理由

私たちが毎月面談を強く推奨する理由は、次の5つです。
① 月に一度、必ず「経営者」に戻る時間をつくれる
中小企業の社長の多くはプレイングマネージャーです。
営業もする。現場にも出る。採用もする。トラブル対応もする。
日々の業務に追われ、「経営」そのものを考える時間が取れないケースがほとんどです。
月次決算は、「前月を振り返る」「数字と向き合う」「次月の打ち手を考える」、そのための強制的な時間です。
この時間があるかどうかで、会社の未来は大きく変わります。
② 異常値を早期に発見し、手を打てる
毎月数字を見ていると、「いつもと違う」ことに気づけます。
- 原価率が急に上がった
- 固定費が増えている
- 利益率が下がっている
- 粗利が足りない
その原因が、
- 仕入単価の上昇なのか
- 計上ミスなのか
- 在庫管理の問題なのか
- 不正の可能性なのか
早い段階で把握できます。
年に一度では遅いのです。
月次だからこそ「対策」が打てます。
③ 必要な粗利益・売上が明確になる
固定費と借入返済額を正確に把握すれば、「毎月いくら必要なのか」が明確になります。
そこから逆算して、
- あといくら粗利益が必要か
- 売上換算でいくら必要か
- 値上げすると何個で達成できるか
ここまで具体的に落とし込めます。
最低賃金の上昇や人件費増加などの環境変化にも、数字で対応できます。
感覚経営から、戦略経営へ。
④ 納税・借入など資金判断の精度が上がる
月次決算では、毎月税額の見込みもお伝えします。
- 今のままいけば税金はいくらか
- 消費税はいくらになるか
- 資金は足りるのか
さらに、
- 今借りるべきか
- 決算後に借りるべきか
- いくら借りるのが適正か
借入はチャンスですが、タイミングを誤ってはいけません。
月次決算があることで、銀行対応も「受け身」ではなく「戦略的」に行えます。
⑤ 社長の意思決定の質が上がる
これが最大の理由です。
数字を把握している社長は、
- 安心して攻められる
- 勇気を持って投資できる
- 無謀な勝負を避けられる
同じ判断でも、精度がまったく違います。
月次決算は、単なる会計業務ではありません。
社長の意思決定を支える経営インフラです。
税理士との月次決算で経営は劇的に変わる!

私たちの仕事は、社長の意思決定の質を上げること。
月次決算は、単なる報告の場ではありません。
- 未来を描く時間
- 目標を確認する時間
- 修正する時間
- 勇気を持つ時間
このような時間と捉えています。
上手くいっている会社でも危ない
感覚で上手くいっている会社もあります。
しかし、ほんの少しの判断ミスで資金ショートすることがあります。
大きな仕入れ。設備投資。税金の見落とし。
計算していれば防げたことは数多くあります。
法人顧問で年次決算はありえない
私は独立当初から決めていました。
法人顧問で年次決算は、ありえない。
会社を強くしたいなら、毎月向き合うのが当然だと思っています。
黒字率が高い理由
当事務所の顧問先の8割以上が黒字です。
それは偶然ではありません。
- 利益計画を立てる
- 毎月確認する
- 修正する
- 行動が変わる
この循環があるからです。
最後に

月次決算はコストではありません。
未来への投資です。
数字を味方につければ、経営は怖いものではなくなります。
私たちはこれからも、中小企業を強い会社にするというミッションのもと、毎月、社長と向き合い続けます。
月次決算を体験してみませんか?

もし今、
- 毎月数字を見ていない
- 試算表はもらっているが活用できていない
- 税金の話しかしていない
- 利益は出ているのにお金が残らない
- 借入判断に迷っている
このようなお悩みがあれば、一度ご相談ください。
私たちの月次決算は、「報告」ではなく「経営戦略会議」です。
まずは現状をお聞かせください。
貴社に月次決算が本当に必要かどうかも含めて、率直にお伝えいたします。
強い会社づくりの第一歩は、正しい数字と向き合うことから始まります。
ぜひ一度、松原会計の月次決算をご体感ください。









